
叡山電鉄の修学院から徒歩数分。
なかなか趣のある店構えの酒屋兼レストランがあります。
その名も『歐和雅店:おうわがみせ』。
酒屋としての名は『上田酒店』です。
要は酒屋に併設されたレストランということです。

いざ入店いたしますと気のいい奥様と可愛い黒い犬が出迎えてくれます。
入ってすぐは酒屋部分でずらりと美味しそうなお酒達が並んでいます。
そしてレストラン部分へは靴を脱ぎスリッパに履き替えます。
といっても小さな店なので、何やら人さまの家に御呼ばれした気分です。

この日は週末で団体の予約が奥の席に入っていましたが
開店すぐに行ったため先客はおられませんでした。
さてとにもかくにもドリンクオーダーです。
酒屋ですから酒以外を頼むことはありえません。
といいつつソフトドリンクも充実していて自家製梅ジュースや自家製赤しそジュースなどに大いに心揺れたのは内緒です。
ということでビール(500円~)とビオ・ワイン(500円~)の白でまずは乾杯。
自然派ワインを揃えているあたりにくいですね。

さて食事のほうですが
併設レストランといってもこれまた中々しっかりした店でしてジャンルとしてはフレンチ・イタリアン。
美味しそうなメニューがずらりと控えております。
まずは「自家製スモーク・サーモン(900円)」。

白ワインとサーモンあいますね。
量もたっぷりとあります。
もう少しサーモンが冷えていると完璧なんですがね。
そこへすかさず突き出し代わりのキュウリが登場です。

なんの変哲もないただのキュウリなんですがね。
みずみずしく冷えたキュウリなんですね。
これを添えている塩を少しだけつけてガブリといただきます。
ああ。久しぶりに美味いキュウリ食べました。
スーパーのキュウリとは大違いです。
店の奥さんに美味いと伝えるとさっそくおかわり持ってきてくれました。
ありがとうございます。
これだけでもぐいぐいお酒がすすみます。
続いて「岩かき(900円)」。

身がぷりぷりしています。
でかいです。

そのままつるりと口の中へ。
美味しすぎます。
カキに添えてあるオリーブと野菜も美味いのです。
これで900円とはお得ですね。
まだまだ続きます。
「冷製あわびカポナータ添え(1200円)」。

いやいや。
酒屋でこんな素敵なものが食べれるとは。
感動です。
この間にもお酒がどんどん追加されていきます。
酒屋ですから多種多様に酒があるわけでして。
梅酒ひとつ頼んでも、メニューには「梅酒」としか表記されていないのですが、何気に毎回違う銘柄の梅酒を説明を添えて出してくれたりします。

ついアテ系のものばかりすすんでしまいますが、パスタやメインなどしっかり系もちゃんと揃っています。
というわけで「活鱧と焼き茄子のスパゲティ(1300円)」をオーダー。

夏ですからやはり鱧いっとかないと。
それにしても変わり種なメニューが色々ありますね。
やはり普通の居酒屋とは全然違います。
酒にも食事にもこだわりが見えます。
パスタをオーダーする際、にんにくを多めに効かしてくれなど注文をつけてしまいましたが、快く聞き入れてくださいました。
そりゃ突き出しのパンも美味しくてすすみますね。
なくなればすぐ奥様がおかわりを持ってきてくれます。
なにせよく気がつきます。

本来ならここらでメインを頼みたいところなのですが
もうお酒と食事でお腹いっぱいです。
残念です。
ちなみにメインは1800円前後で但馬牛や仔鳩、仔羊なんてものがありました。
お腹はいっぱいですがお酒の余韻を楽しむために最後に「チーズ盛り合わせ(800円~)」をオーダー。

一緒についてくるスライスしたパンにぬって頂きます。
ああ。さすがに酒屋でだされるチーズ。
クセやらコクやらがありすぎです。
チーズが苦手な人は要注意です。
全体評価として
修学院という少し不便なところにある小さなお店ですが
是非ともまた行こうという気になりました。
とてもアットホームで奥さんをはじめスタッフの方は親切で気がつきます。
美味しく酒を飲まそうという心意気が伝わってきますね。
お酒が詳しくない人にでもおまかせすれば次々に色々なお酒を飲ましてくれるので楽しいかと思います。
また食事のほうは、当然かもしれませんが、すべてお酒に合うようなメニュー構成と味付けです。
酒屋のきまぐれで出しているメニューではなく、ちゃんとレストランのメニューとして味わえます。
といってもガッツリ系ではないので女性の嗜好のほうがあっているかなと個人的には思います。
キャパは小さいので事前予約をおすすめします。
■所在地:京都市左京区山端川原町7
■TEL:075-781-5265
■営業時間:18:00~23:00 22:30/LO
■定休日:火曜日、水曜日
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